作者名:やっしぃ 
作品名:クラウド・ストライフ  製作時期:1996年位?
メーカー:オリジナル      スケール:1/11

言わずもがなの超有名ゲーム、ファイナルファンタジーIIVの主人公、クラウド・ストライフ君です。当時、大学生だった自分が始めて作ったフィギュアかつ初フルスクラッチでした。
FFシリーズは昔から大好きでして、PSで動き回るクラウド君がとてもカッコよく、激しく感動しました。しかしながら、当時の市販フィギュアといったら現在の様に完成度の高いものではなく、邪神モッコスレベルの物もかなり多かった気がします。
クラウドのフィギュアは某B社からリミ○ッド・モデルという商品形態でアサフレックス無垢でのフィギュアが出てただけでした(後にコトブキヤ様からカッコ良いのが発売されましたが)ので、カッコイイ物は自分で作るしか無かったのです。
そんなこんなで根性なしの自分が奇跡的に完成することが出来たのがこのクラウドのフィギュアです。
素材はなんと紙ねんど!!フィギュア素人の自分、ファンド=紙ねんどだと思ってましたΣ(゚Д゚)。固まってもすこし軟らかいので製作中ちょっと触っただけで、あちこち凹むわ折れるわ砕けるわで大変でした。
あまりに扱いずらいので途中でキャストに置き換えてます。ファンドは知らないくせにレジン型取りは出来るという中途半端な知識をもってた俺・・・
ワンオフモデルなので皮、アルミ、鉄、プラスチック等、色々な材料を使ったマルチマテリアルモデルです。
サイズは1/11程度で、全高16cm程度。特にこのスケールを狙ったわけではなく、作りやすいサイズがこの大きさだっただけですね。11分の1という中途半端なスケールがそれを物語っています。
製作期間は3ヶ月位(だったと思う。なにしろ10年以上前の記憶なんで・・)。元来、こらえ性の無い自分にはギリギリの製作期間だと思います。
当時の自分にしてはかなりカッコよく出来たつもりでいましたが、写真撮影にあたって棚から引っ張り出してじっくり見たところ、なんかあんまり大したことなかったです。思い出のなかでじっとしていて欲しかったです。

異様に頭身高いです。9頭身位?ベースは神羅ビルの一角をイメージしたものです。
カッコイイネームプレートは相棒のでえら君が作ってくれた(作らせた)ものです。さすがデザイン会社の仕事だなと思いました。



目つきが悪いつーか怖い。悪役顔です。
くろマテリアとか言い出しそうです。



肩に掛かってるベルトは合成皮製、留め金はアルミ板。腰ベルトのリベットは虫ピンの頭、肩アーマーにはDIY店で買ってきたビスとナットが使われています。本物使ったほうがモールド彫らなくて良いし、塗装もしなくて良いしなんていう安直な理由のマルチマテリアルです。



おまけの釘バット。
ベース製作時にあまった木材と上記で使用した虫ピンで作ったお気に入り装備。